私の在籍している富士通不動産株式会社では不動産仲介をメインにしている会社です。この「仲介」というのは両当事者の間に立って話をまとめて契約等を成立できるようにすることです。
この「仲介」がとても難しい事であると感じています。買い手と売り手、オーナー様と入居者で立場が違うので、当然意見も違う物になるので両者の意見を尊重し売買契約、入居ができるように尽力することに難しさがあります。
私は、賃貸物件の解約、更新などを担当する管理部に所属していますが、特に退去時精算にはオーナー様はリフォーム費用を少しでも負担してもらいたい、入居者は少しでもお金を掛けずにでたいということになるので両者の意見は対立してしまいます。そんな中、私が大切だと考えていることが、両者の話をよく聞くことです。両者の話をよく聞き意見を確認すると同じところや違うところ、譲歩できるところと出来ないところ、両者の背景等様々なことがわかってきます。そしてわかったことを整理して、どのように進め解決するかを自分の中でイメージします。
退去時精算では最終的には両者が納得する形にしないといけないので、より両者の意見を聞くことが大切だと心掛けています。